スタンド研究禄




 「ジョジョの奇妙な冒険」の第3部から登場しているスタンド能力。
このページはワタクシ「モキエル」がはるか昔、スタンド能力について考察したものを再々掲載したものです。取り扱っているのは第3部〜第6部までで、第7部スティールボールラン以降は対象外です。第7部からのスタンドはそれまでの定義とやや異なっているので…。

 当初、作者の荒木飛呂彦氏はスタンドという概念を出す際、「超能力を漫画で表現したらどうなるのか?」という試みからスタートしたと、なんかの記事で語っていました。
なるほど、確かに初期のスタンドはまさにそんな感じですね。
 最も有名なPK能力「サイコキネシス(テレキネシス)」、念じるだけで物体を動かす、いわゆる念動力ですね。これを漫画で表現する場合、普通の人には見えない像(ヴィジョン)が物を掴んで動かせば、ひとりでに動いたように見えるわけですね。空条承太郎を収監していた看守が「ひとりでに鉄格子が曲がっていく!」と言ってたのがまさにそれ。
 他にはジョセフ・ジョースターのスタンド「ハーミット・パープル(隠者の紫)」は、まさにESP能力の「念写」です。モハメド・アヴドゥルのスタンド「マジシャンズ・レッド(魔術師の赤)」は、念発火現象の「パイロキネシス」ですね。花京院典明の「ハイエロファント・グリーン(法皇の緑)」が当初、学校の先生の体内にスタンドを潜り込ませて操っていましたが、これは「ヒュプノシス(催眠能力)」に該当するESPでしょう。 その他共通の能力としてある水中の中でスタンド同士で会話できるというのは、「テレパシー(精神感応)」といえるかもしれません。
 ついでに言うならDIOのスタンド「ザ・ワールド」ですが、時の停止を知覚できない者からすれば、あれはまさに「テレポート(瞬間移動)」といえるでしょうね。
 …とまあ、このように元々は超能力を漫画で再現という形でスタートしたっぽいスタンド能力ですが、時が立つにつれて超能力で一括りできないほどの風変わりな能力がどんどん増えました。
 当時のジャンプ連載のバトル系漫画といえば、ドラゴンボール幽々白書といった単純に肉体と肉体がぶつかり合うだけのガチ戦闘(強さの数値化)でしたね。しかし、荒木氏はその当時から現在のジャンプ漫画の王道たる能力バトルを表現していたわけで…、時代の先見力があったんだなぁと感心せずにはいられません。

 ちなみにスタンドに関するすげぇ矛盾がw
最初ってスタンドは幽波紋と呼ばれ、呼吸ができないと扱えない波紋の延長線上として描写されていましたよね? でも呼吸どころか心臓を止めているのに使ってるやん!(DIO戦の空条承太郎、ビーチボーイ戦のブローノ・ブチャラティ)
で、スタンド能力の目覚めが、波紋とはまったく関係なくて、古来に宇宙より飛来した隕石に含まれるウィルスによって得られるウィルス進化論になっているというねw
 ともかく、第4部の刑務所のアンジェロみたいに矢が口から喉を貫通して壁に突き刺さったら、ウィルス進化うんぬん関係なく普通に死ぬと思うのですが?
 まあ、漫画や小説に矛盾はつきものですし、追及はこのあたりでやめておくとしましょう。

 スタンドは大きく2つに分けると近距離パワー型遠隔操作型があります。
 近距離パワー型とは本体とスタンドの射程距離が短い反面、パワーやスピードという基礎能力が高いというもの。射程距離は各能力者まちまちで2m〜10mあたりまでが近距離とされています。
 近距離の特徴(欠点?)としてはスタンド視点の目がないところでしょうか。スタンドを通して周囲を見渡すことができず、本体が見えていないところでは戦いづらいという欠点があります。(呪いのデーボ戦でポルナレフは苦戦した)
 ちなみに近距離といえど、スタンド使いの性質によるのか必ずしもパワーがあるとは限りません。ゴールド・エクスペリンスのように破壊力Cだったりしますし…。

 遠隔操作型は本体とスタンドの射程距離が長く、離れて戦うことを得意とするタイプ。これも能力者によって差がありますが、射程距離はだいたいが数十メートル〜数百メートルといったところでしょうか。
 敵スタンドにこのタイプの能力が多いですね。味方だと花京院、広瀬康一(ACT1と2)、ミスタ、ナランチャ、ウェザー・リポートあたりでしょうか。
 本体から離れた位置でスタンドを操作できる反面、著しくパワーやスピードが劣るというのが特徴。もっとも、これにも個人差があって髪の毛一本すら動かすことのできないラバーズ(恋人)もいれば、人間の舌を食いちぎる程度のパワーはあるタワーオブグレー(灰色の塔)やクラッシュもいますが…。
 近距離パワー型にはない性能として、スタンド視点の目がある場合があります。数百メートル先の相手を倒すわけだからそうじゃないとやってられませんよねw
 しかし、スタンド視点がない遠隔操作型もいます。エアロ・スミス、セックス・ピストルズなどがまさにそれ。まあ前者は二酸化炭素を追跡するレーダーがあり、後者はスタンドそのものに自我があるため、それでも戦えたりするわけですが。

この2つの定義に該当しないタイプとして遠隔自動操縦型スタンドというのがあります。
これは本体とスタンドの距離が離れているにもかかわらず、近距離パワー型クラスのパワーやスピードもあるといったもの。明らかに矛盾している現象ですが、スタンド操作そのものを自動操縦という形にしていることでクリアーしているようですね。
 このタイプのスタンドにはいくらか際立った特徴があるので説明。
1.動きが単純
 自動操縦なので 何かを追跡するように動作することしかできません。ハマるとその条件を半永久的に追いかけ続けるというマヌケな部分があります。
2.スタンドへのダメージが本体に影響しない
 本来、スタンドが負傷すれば本体もダメージを負うのがルールですが、遠隔自動操縦型の場合はその限りではありません。例外として吉良吉影のシアーハートアタックがエコーズACT3による重さを感じていますが、おそらく第2の能力という特殊なケース(もとはキラークイーンの付属物である)だからなのかもしれません。
3.本体側からスタンドの状況がわからない
 自動操縦には普通の遠隔操作型に見られるようなスタンド視点の目がありません。また、スタンドからダメージのフィードバックもないため、自分のスタンドがどんな状況に陥っているか本体は気づきません。
4.本体が無防備
 ケース3のような状態ですから、戦闘状況がまったく読めません。くわえて本体とスタンドの距離が離れているせいで、遠隔自動操縦の欠点を掻い潜って敵が本体に対して暗殺を目論んできた場合、その敵に対処する方法がありません。
5.解除できない
 遠隔自動操縦型が示す条件を満たさない限り、能力の解除ができません。条件が満たされないと延々と動き続けるため、解除するには本体がスタンドのところへ直接行かなければならないようです。
6.スイッチが必要
 能力発動には何らかのスイッチが必要となるようです。スイッチについては後述します。

 遠隔自動操縦で特殊なケースといえば、ベイビィフェイスでしょうか。
 人間の母体を媒介にして育成、学習させることで自我を持たせ、体内に組み込んだ遺伝子の持ち主を追跡する。スタンドに自我があるので、独自で判断して単調な攻撃にはならない。本体はパソコン型のスタンドを通じて、ベイビィフェイスとのコンタクトを取り、状況を把握、命令することが可能。
 と、他の自動操縦に比べると応用性が高く、ほぼ無敵です。が、スタンドの自我が強すぎて途中から本体の命令に背き、勝手に行動して自滅しましたね…。無敵なスタンドはいないということ。

 本体からの距離は離れているのに近距離パワー型と同等の強さがあり、なおかつ自動操縦でないという規格外のスタンドが1つだけありました。第4部の中ボスとなった音石明のレッドホットチリペッパーです。
 力の供給源となる電気がなければ真価を発揮できないという特徴はあるものの、舞台が近代都市ならば最強クラスの能力といえるでしょうね。残念なことに本体がナルシストかつアホだったため、ほとんど自滅に近い形でやられましたがw

 さて、遠隔自動操縦にはどういうスタンドがあるのかを紹介しますね。
☆シアーハートアタック
本体:吉良吉影

 キラークイーンの左手から発動する第2の爆弾。小さな戦車のような形をしている。熱を探知、追跡し、どこまでも追いかけ、人間の体温(36℃〜37℃)ぐらいで爆発する。周囲に爆発させるもの(人間の体温以上の温度を持つもの)がなくなると攻撃を終わらせ、本体(吉良吉影)の元へ帰るらしい。
 発動スイッチ:スタンド使い本人のよる任意
 追跡条件:熱


☆錠前(ザ・ロック)
本体:小林玉美

 スタンド使い(小林玉美)に対して、罪悪感を持つと発動。胸の部分に錠前が取り付けられる。罪悪感が大きくなればなるほど、錠前が大きくなり重くなって身動きできなくなる。錠前が取り付けられている状態で小林玉美を攻撃すると、ダメージが錠前を通じて自分に返ってくるらしい。
 スタンド能力を持たない者に発動させると、玉美への罪悪感からか彼の命令を聞くようになってしまう。罪悪感が極限まで高まると『生きていられない』と考えてしまい、自殺をはかってしまう。小林玉美への罪悪感がなくなると、錠前は消える。

 発動スイッチ:小林玉美への罪悪感
 追跡条件:敵本体に張り付いているので無し


☆ブラックサバス
本体:ポルポ

 入団試練用に渡されたライターの火を再点火すると発動。(とはいえ、「どんな試験内容かわからない」というブチャラティの言動から察するに、発動条件の変更が可能(ライター以外も可能)だと推測される)
 「再点火した者」と「再点火を見た者」を追跡し、魂を引きずり出して口からスタンドの矢を発射してくる。矢に刺された本人がスタンド能力を発現させるか、才能がなくて死ぬかすると攻撃を中止する。(矢そのものはポルポの能力とは無関係なシロモノである)
 影の中を高速で移動できる反面、影の外に出ることはできない。影から引きずり出されると消滅してしまう。(攻撃が停止する)

 発動スイッチ:再点火
 追跡条件:再点火の瞬間を見た相手


☆ベイビィフェイス
本体:メローネ

 血液を採取し、女性の身体に植えつけることで発動。約5分くらいで生まれ、母体にされた女性はベイビィフェイスの餌にされて死ぬ。その後は埋め込まれた血液(遺伝子)の持ち主を追跡していく。
 血液の持ち主と母体にされた女性との相性が悪いほど、強力なスタンドとなるらしい。能力は物体をバラバラにして、構造を組み替えてしまうこと。自分の身体もバラバラにできる。

 発動スイッチ:特定の相手のDNAを一般女性に植付け、生まれさせる。
 追跡条件:原料となったDNAの持ち主


☆ノトーリアスBIG
本体:カルネ

スタンド使いの本体(カルネ)が死ぬことによって発動。怨念だけがスタンド化し、本体がいないので不死身。速く動く物体を優先的に攻撃し、エネルギーを取り込んで自分のものにする。どんな素早い攻撃も効かないが、逆に止まっている物体に自分からぶつかるとダメージがある。
 発動スイッチ:スタンド使い本体の死亡
 追跡条件:動くものをそのスピードに比例して最優先で狙う


☆ローリングストーンズ
本体:スコリッピ

 彫刻家である本体(スコリッピ)が石を媒介にして発動させる能力。ターゲットとなっている人間の死の運命を予言し、石の形となって表現される。運命を予言された者が、その石に触ると安楽死することができる。
 石は本体(スコリッピ)の意志とは無関係に、ターゲットを安楽死させようとどこまでも追跡してくる。石を破壊すると攻撃は停止するが、死を予言された者の運命は変えることはできず、逆に石に触れなかったことで、苦しんで死ぬことになる。

 発動スイッチ:石を削ること(スコリッピ本人が削らなくても可能)
 追跡条件:石で彫刻アされた人物


☆マリリンマンソン
本体:ミラション

 ある賭け事を持ちかけ、負けた側が賭けた金額を普通に支払えない場合、負けた者の影から現れる。そして金額の代償となるものを奪う。(金歯や闇で売れる臓器など)
 発動スイッチ:賭けに負けさせること
 追跡条件:賭けに負けた相手


☆ヨーヨーマッ
本体:DアンG

 スタンドの発動は本体(DアンG)の意志によって行われる。狙いを定めたターゲットに近づき、奴隷のようにターゲットに従順となるが、目を離した隙に肉体を溶解させる体液を様々な方法で撒き散らして攻撃してくる。ベイビィフェイスのようにスタンドが自意識を持っているが、本体(DアンG)とのコンタクトは取らない。
 発動スイッチ:スタンド使い本人のよる任意
 追跡条件:スタンド使いが敵を定めた相手




 近距離パワー型・遠隔操作型・遠隔自動操縦型、この3つはジョジョ本編でも説明されています。ここからはワタクシ、モキエルが勝手に考察したタイプのスタンドを紹介。近距離・遠隔といった能力条件による区別ではなく、ある特徴に基づいたスタンドを抜粋しています。

※憑依型
 なんらかの実在する物体を媒介にしてスタンド能力を発現させているタイプのスタンド。このタイプの特徴は、スタンドが実体化していて「スタンド使いでない普通の人にも見える」ということです。
 基本的には「スタンドのダメージ=本体のダメージ」になるタイプですが、たまに「スタンドのダメージ≠本体のダメージ」のタイプのスタンドもいます。
 それらに該当するスタンド能力は以下に示します。

☆ストレングス(力)
本体:フォーエバー(猿)
タイプ:近距離パワー型

 ボロ船を巨大な貨物船に変える能力。貨物船自体がスタンド能力で、あらゆる物体(錨やパイプ、プロペラ等)を自在に動かして攻撃してくる。自分の身体や敵の身体を船体に埋め込むことができる。
 当初は普通の人にも見える理由が、スタンドが強大すぎるとされていたが、考察してみれば憑依型に属するからということでFA。


☆エボニーデビル
本体:呪いのデーボ
タイプ:遠隔操作型

 まずターゲットに自分の身体を傷つけさせ、呪いのエネルギーを人形に込めて操作する。ターゲットが油断している間に、動き出して攻撃してくる。ぶっちゃけホラー映画のチャイルドプレイ。

☆イエローテンパランス(黄の節制)
本体:ラバーソウル
タイプ:遠隔操作型

 変幻自在の肉塊のスタンド。自分の身体に纏って他人に変身したりする。肉は他者のエネルギーを食う体質を持ち、敵本体に取りついて力を奪いつつ成長する。成長すると肉の体積が大きくなる。

☆エンプレス(女帝)
本体:ネーナ
タイプ:遠隔操作型

 ターゲットに自分の血を付着させることにより、そこから腫瘍を作らせる。腫瘍が成長すると人面疽となり、自意識を持って会話もするようになる。本体と離れて操作できる遠隔操作型だが、栄養を摂取してどんどん成長していき、最終的には近距離パワー型なみの強さになる。

☆ホウィールオブフォーチュン(運命の車輪)
本体:ズィー・ズィー
タイプ:近距離パワー型

 ボロの車に憑依して能力を発現するスタンド。四輪駆動のパワーにも負けない馬力を持ち、地面の中を突き進んできたり、タイヤからスパイクが生えて崖をよじ登ったりと無茶苦茶な車。ガソリンを水弾として飛ばしてきて攻撃し、火をつけてくる。本体は車の中に乗っている。

☆ゲブ神
本体:ンドゥール
タイプ:遠隔操作型

 水状のスタンド。スピードワゴン財団の補給員(スタンド使いでない)が「水が襲ってくる」とスタンドが見えている発現をしたことから、憑依型と断定できる。腕の形状をとり、ナイフ以上の鋭い爪で攻撃してくるし、水状のまま弾丸のようにターゲットに体当たりもする。基本的にターゲットのスタンドではなく本体を狙ってくることで、パワー不足を補っているようだ。

☆水の首飾り(アクアネックレス)
本体:片桐安十郎(アンジェロ)
タイプ:遠隔操作型

 水に溶け込むことができるスタンド。水に溶け込んでいない状態だと普通の人間には見えないらしい。最初に取り憑いて強盗をした時には脱出時に一般人にはスタンドが見えておらず、液体状態でビンに囚われた時はビンの内部からブランデーのマークを作成し、仗助の祖父(スタンド使いではない)がそれを見てブランデーと勘違いして蓋を開けてしまったことから推測。
 主な攻撃手段はターゲットの体内に侵入し、体内から破壊すること。体内にいる間はそのターゲットを操ることもできるようだ。液体の水だけでなく、水蒸気にも溶け込むことも可能である。


☆サーフィス(うわっ面)
本体:間田敏和
タイプ:遠隔操作型

 特製の木の人形にターゲットを触れさせることで、そのターゲットそっくりのコピー人形を作成する能力。ターゲットはコピーされた人形と面と向かうと、人形と同じ動作をしてしまう。
 射程距離は広いはずだが、本体(間田敏和)とはあまり離れずに行動することが多い。コピーされた人形はコピー元の人間の性格を受け継いで自意識を持つため、本体(間田敏和)と多少口論することもあるが、基本的には言うことを聞く。普通の遠隔操作型だが、スタンドへのダメージが本体には影響しない。


☆ベイビィフェイス
本体:メローネ
タイプ:遠隔自動操縦型

 母体を栄養源として育成されているので、実体化していて普通の人間にも見えるらしい。詳細は遠隔自動操縦のタイプでしているので省略する。

☆ローリングストーンズ
本体:スコリッピ
タイプ:遠隔自動操縦型

 媒体は石なので、普通の人間にも見ることが可能(花屋の親父の証言より)。詳細は遠隔自動操縦のタイプでしているので省略する。

☆リンプビズキット
本体:スポーツマックス
タイプ:遠隔操作型

 見えない死骸リビングデッドを作りだす能力。媒介となるものは死体でも剥製でもよい。透明なので普通の人はおろか、スタンド使いにも見えないが、媒介が必要だということから、憑依型と断定した。
 リビングデッドとなった生き物は本能のままに、生きている者の血肉を食らおうとする。リビングデッドを倒すと、そのダメージは本体(スポーツマックス)ではなく、媒介となった死骸にフィードバックする。(剥製が破壊される)
 遠隔自動操縦に見えなくもないが、本人(スポーツマックス)がリビングデッドとなり、自分の思い通りに行動できていたことから遠隔操作型とした。




※無形型
 スタンドの像(ヴィジョン)がないタイプの総称です。ヴィジョンがなくともスタンド使いであることには変わりがないので、他のスタンド使いのスタンドを見ることができます。本来ならスタンドに触れられるのはスタンドだけですが、無形型の能力者は本体自身がスタンドに触れることが可能です。(山岸由花子の髪の毛はエコーズACT2の身体を締め上げている)
 このテのタイプのスタンド能力は「本体の身体に能力が憑依している憑依型スタンド」と言い換えることができるかもしれません。

☆トト神
本体:ボインゴ

 これから起こることを予知し、漫画に表現する本のスタンド。憑依型スタンドに見えなくもないが、本体(ボインゴ)の持つ本一冊にしか発揮しないので、無形型と断定。
 次々に新しい未来の事柄が漫画の中に書かれるが、本体(ボインゴ)が持っていないと更新されないようだ。(このことはホル・ホースがボインゴと本を同時に拉致したことから推測される)


☆クヌム神
本体:オインゴ

 顔を手で粘土のようにこねると別人へ変身できるスタンド。帽子や声まで変化可能。

☆アヌビス神
本体:不明(数百年前の鍛冶屋)

 刀状のスタンド。詳しくは後述の自己活動型にて説明するので省略。

☆ティナーサックス
本体:ケニー・G

 幻覚を見せるスタンド。詳しくは後述の空間創造型にて説明するので省略。

☆ラブデラックス
本体:山岸由花子

 自分の髪の毛を操作するスタンド。髪の毛の長さは変幻自在で、ターゲットの頭に自分の髪の毛を植えつけることで、ターゲットの頭を動かすことができる。主な攻撃方法は髪の毛でターゲットを締めつけること。スタンドすらも締めつけることができる。

☆アクトンベイビー
本体:静・ジョースター(透明の赤ちゃん)

 自分を含め、周囲を透明にするスタンド。物心もついていない赤ん坊でストレスを感じると勝手に周囲を透明にしてしまう「はた迷惑」な能力。ジョセフ・ジョースターには懐いているので、事件後は養女としてジョースター家に養われているらしい。

☆ヘブンズドアー
本体:岸辺露伴

 本体である岸辺露伴の書いた漫画の原稿を最初に見て、なおかつ露伴と相性の合う者を本に変えてしまう能力。本にされた者に書かれている内容は、その者のこれまで体験した過去が記載されている。その内容を露伴が改ざんすることもできる。(露伴に攻撃できない、英語を話せるようになるなどを書くとその通りになる)
 最初は漫画の原稿が必要だったが、回を重ねるごとに空中に絵を描いて攻撃するようになり、さらに成長しスタンドのヴィジョン化にまで至ると、相性の良い悪いに関わらず誰でも本にすることが可能になった。


☆アトムハートファーザー
本体:吉良吉廣

 通称、写真のオヤジ。詳しくは後述の空間創造型にて説明するので省略。

☆アースウィンドアンドファイヤー
本体:支倉未起隆

 自称宇宙人(本名はヌ・ミキタカゾ・ンシ)。自分の身体を違う物体に変身できる能力。大きさも材質も問わないし、複数体(小さな3つのサイコロなど)にも変身可能。ただし本来の自分以上にパワーを発揮する物体には変身できない(爆弾や精密機械はNG)。
 しかし、地球人の顔は誰でも同じに見えるという理由から、他人への変装はできない。


☆ストレイキャット
本体:元タマ

 瀕死状態の猫を土に埋めると植物化して生まれた生き物、猫草。食べ物はキャットフードだが、光を浴びていないと活動できなくなる。空気を操る能力で、空気を弾丸にして飛ばす。

☆スーパーフライ
本体:鋼田一豊大

 鉄塔内部に人を一人だけ閉じ込める能力。詳しい説明は後述の自己活動型にて説明するので省略。

☆ミスタープレジデント
本体:ココ・ジャンボ

 詳しい説明は後述の空間創造型にて説明するので省略。

☆フーファイターズ
本体:エフエフ

 ホワイトスネイクのDISCによって生まれたプランクトンの集合体の新生物。重症で、ごく微量のプランクトンになっても水さえあれば分裂を繰り返し、復活する。指を拳銃に見立てて、プランクトンを飛ばすFF弾で攻撃する。

☆バーニングダウン・ザハウス
本体:エンポリオ・アルニーニョ

 生物だけでなく物質にも幽霊があるという概念で、幽霊部屋というものもある。物質の幽霊は普通の人間には触れることができないが、エンポリオはそれらを掴んだりすることができる能力を持つ。
 屋敷幽霊はエンポリオの能力とは無関係に存在しているため、後述の空間創造型ではないと判断した。


☆ボヘミアンラプソディ(自由人の狂想曲)
本体:ウンガロ

 詳しい説明は後述の空間創造型にて説明するので省略。



※空間創造型
 自分や味方に有利な空間を現実世界に創造する、あるいは架空空間(フェイト的にいえば固有結界?)を作り出すスタンド能力の総称としています。
 攻撃タイプの場合は、ターゲットのスタンド能力の無効化、あるいは弱体化させる空間の創造。防御タイプの場合は、敵から身を守るための空間を創造。
 創造する空間そのものの射程距離は比較的広いものが多いですが、スタンド像と本体の射程距離は短い「近距離パワー型」、またはスタンドの像がない「無形型」がほとんどです。
 近距離パワー型のような位置取りでありながらも、スタンド自体のステータスは低く、ガチンコバトルになると弱いという特徴があります。これは空間を創造することにスタンドエネルギーを消費しているための弊害と考えられます。
例1:破壊力に乏しいゴールドエクスペリエンス(本体:ジョルノ・ジョバァーナ)がグリーンデイ(本体:チョコラータ)をボコボコにした。
例2:非戦闘タイプのムーディブルース(本体:レオーネ・アバッキオ)がマンインザミラー(本体:イルーゾォ)にガチンコ勝負で競り勝っっている。

 つまり、空間創造型のスタンドはハマると強いものの、ターゲットのスタンドの無効化・弱体化に失敗すると極端に弱いという一面を持っています。

☆デスサーティン
本体:マニッシュ・ボーイ
タイプ:遠隔操作型

 本体(マニッシュ・ボーイ)の傍で眠ったターゲット(複数人数可能)を夢の世界へと引きずり込む能力。一度夢の中に引きずり込まれたら、外で誰かが起こしてくれない限り、自力で目覚める(脱出する)ことは不可能になる。目が覚めた時には夢の中で何が起こっていたのかを忘れてしまうため、味方に注意を勧告することもできない。
 夢の中でデスサーティンに殺されると、現実でも死んでしまう。夢の世界ではデスサーティンは思い通りの行動ができ、なおかつターゲットはスタンド能力を行使できない。ただし眠る前にスタンドを発動させておくと、夢の中にもスタンドを持ち込むことが可能となる。デスサーティンを倒す方法はこれしかない。


☆ティナー・サックス
本体:ケニー・G
タイプ:無形型

 館の中に幻を作り、侵入者を惑わす能力。空間内でのスタンド能力は行使可能なので防御型といえる。

☆アトムハートファーザー
本体:吉良吉廣
タイプ:無形型

 写真に写った場所を別の空間にしてしまう能力。一度その空間ができあがると外部からの侵入は不可能となり、中にいる者は閉じ込められる。
 写った写真の中で本体(吉良吉廣)が攻撃(包丁を投げるなど)すると空間内でも同じように包丁が飛んでくる。しかも包丁を叩き落すことはできず、写真に写っている通りになってしまう。


☆マンインザミラー
本体:イルーゾォ
タイプ:近距離パワー型

 左右が逆転した世界(鏡の中の世界)を創造し、鏡を媒介にしてターゲットを引きずり込む能力。この世界では本体(イルーゾォ)しか物体を動かすことができない。
 引きずり込む時に本体(イルーゾォ)の許可したものしか入れないので、スタンド能力と本体を分離させて、スタンドを発動できないようにして戦うのがセオリー。
 第3部でハングドマン(吊られた男)が出てきた時、花京院が「鏡に中の世界などない」と断言しているが、そのこととマンインザミラーの能力は決して矛盾しているわけではない。「鏡の中の世界」はあくまでイルーゾォの能力によって架空空間として創造しているだけであり、本当に鏡の中に世界が存在することと同義ではないからである。その証拠にイルーゾォの死亡と同時に架空空間は消滅し、ジョルノたちは自動的に元の世界に戻っている。


☆ザ・グレイトフルデッド
本体:プロシュート
タイプ:近距離パワー型

 スタンドから煙を噴き出し、ある一定の空間にいる生物を徐々に老化させる。老化したターゲットは精神力も落ちるため、スタンドが弱体化してしまう。一定の温度まで身体を冷やせば老化を防ぐことが可能だが、グレイトフルデッドに直接触れられると一気に老化してしまう。

☆ミスタープレジデント
本体:ココ・ジャンボ(亀)
タイプ:無形型

 本体である亀の体内に個室を創造する防御型の能力。鍵を甲羅に差し込むことで、外界との行き来ができるようになる。敵の追手から隠れる手段としては有効である。

☆グリーンデイ
本体:チョコラータ
タイプ:近距離パワー型

 食人カビを撒き散らす能力。カビは付着したターゲットが今いる位置よりも下に降りたときに一気にターゲットを腐らせる。次々に感染していき、カビの有効射程距離はどこまでも伸びていく非常に危険な能力である。

☆ジャンピンジャックフラッシュ
本体:ラング・ラングラー
タイプ:近距離パワー型

 触れた相手を中心に無重力空間にしてしまう能力。無重力上では空気が外へ漏れてしまい、気圧が下がって相手は血を沸騰させて死んでしまう。本体(ラング・ラングラー)は無重力空間の外で待機して相手の自滅を待つ。

☆ボヘミアンラプソディ(自由人の狂想曲)
本体:ウンガロ
タイプ:無形型

 架空の物語の登場キャラクターたちを現実世界へと呼び起こす能力。その空間の射程距離は全世界と幅広く、すべてに影響を及ぼす。自分の好きな物語の登場キャラクターに遭遇してしまうと、そのキャラクターの物語に引きずりこまれ、(主に敵役として)不慮の死を遂げてしまう。

☆ヘビーウェザー
本体:ウェザー・リポート
タイプ:遠隔操作型

 ウェザー・リポートの隠された能力。太陽からの光を屈折させ、サブリミナル効果で周囲の人間をカタツムリになると思い込ませる。そして最終的にはマイマイカブリが現れて食われて死ぬというところまで思い込まされてしまう。



※スーツ型
 「スタンドを身に纏っているタイプ」という、かなり特殊なケースのタイプでジョジョ本編でも2つしかありません。身に纏う=スタンドと本体がほぼ付着状態なので、「超・近距離パワー型」と考えられます。なので、戦闘能力そのものは従来の近距離パワー型よりも優れているという特徴があります。

☆ホワイトアルバム
本体:ギアッチョ

 極低温の氷のスーツを身に纏うスタンド。極低温の前では全ての動きを止めてしまい、本体のギアッチョまで攻撃が届かない。一瞬で周囲を凍らせるパワーもあり、ガチンコ勝負でも最高クラスのスタンド。

☆オアシス
本体:セッコ

 周囲を泥化するスタンド。本体のセッコは泥と化した地面の中を潜ることが可能。パワーやスピードもトップクラスでガチンコ勝負に非常に強い。



※自己活動型
 スタンドの中にはスタンドそのものが自意識を持っているものがあります。それらのスタンドは本体と会話したりしますが、普通なら本体の指示通りの行動を取ってくれます。例を上げるならば、エコーズACT3(広瀬康一)、セックスピストルズ(グイード・ミスタ)、スパイスガール(トリッシュ・ウナ)などなど…。
 自己活動型とは、自我のあるスタンドの中でもあまりに自我が強すぎて本体の意志に反して行動してしまうタイプを指し示します。元々、才能がないのにスタンド能力を発現させてしまった場合など、このパターンのほとんどが、スタンド能力そのものが本体にとって害になります。名称不明ですが、最初にこのタイプが出たのは第3部のホリィです。(昏睡状態に陥り死亡寸前だった)
 特に酷いものになれば、スタンドだけが完全に一人歩きしているため、本体が死んでも止まらないなどの能力もあります。

☆アヌビス神
本体:不明
タイプ:無形型

 刀のスタンド、数百年前に造った鍛冶屋が本体だが、鍛冶屋が死亡後もスタンドとして自己活動を続けた。刀に触れた者を新たな本体(チャカ→カーン→ポルナレフ→子供)として操り、DIOの邪魔をする者を抹殺しようとする。
 一度受けた攻撃を覚える習性があり、二度目は必ず防御するのでどんどん成長していく。


☆スーパーフライ
本体:鋼田一豊大
タイプ:無形型

 鉄塔内部に人を一人だけ閉じ込めてしまう能力。本体である鋼田一豊大もスタンドの中に囚われていた。鉄塔から無理やり出ようとすると身体が鉄化し、鉄塔の一部となって死んでしまうが、一人引きずり込めば、一人は出られる。要はババ抜き。鉄塔を直接破壊しようとすると攻撃はそのまま跳ね返ってくる。

☆チープトリック
本体:乙雅三
タイプ:近距離パワー型

 背中におぶさり、姿を見た者を新たな宿主として寄生するスタンド。宿主を移動するとき、現在の宿主の生気を吸い取って殺すという習性を持つ。
 宿主に完全に寄生しているため、スタンドだけを無理やり引き剥がそうとすると背中が裂けてしまう。ただしスタンドのエネルギーだけを奪う方法を取れば解除可能。


☆シルバーチャリオッツ・レクイエム
本体:ジャン・ピエール・ポルナレフ
タイプ:遠隔操作型

 シルバーチャリオッツに矢が刺さり発動した能力。実体化していて普通の人にも見える。本体のポルナレフが死んでも活動を続けた。能力は魂を入れ替え、別の新生物へと変化させていくこと。



※時間操作型
 基本は近距離パワー型ですが、おもにボスキャラに適用されている能力なので、タイプを別扱いにしました。時間操作によって自分に有利な空間を創造している空間創造型っぽく見えなくもないですが、ガチンコバトルのスペックも高いのでそちらには適用しませんでした。

☆ザ・ワールド
本体:DIO

 ご存知、時間を完全停止させる能力。時間の停止している世界では能力者であるDIOしか動くことができない。停止中に攻撃を受けた場合、その被害者は攻撃を受けたことすら認識できず、時間停止終了と同時にダメージを負っている。同じタイプの能力者は、時間停止中でも動けるようである。

☆バイツァダスト
本体:吉良吉影

 スタンド能力を持たない一般人1人を対象にスタンド能力を憑依させ、その者に対して吉良の正体を探ろうとした者を爆殺する能力。
 爆殺した後で時間を1時間ほど逆戻りにするが、現実に起きたことは変わらないので前時間軸で吉良の正体を探った者が対象者に質問をしなくとも、その時間がくれば爆殺されてそのまま時が進む。ただし途中でバイツァダストを解除した場合に限り、前時間軸での出来事は無効となる。
 なお、時間の逆戻りを認識できるのはバイツァダストを憑依されている一般人のみで、能力者である吉良すらも前時間軸で起こったことを認識できない。(とはいえ吉良は洞察力に長けていることと本人の能力であることから、推理によってこれから起こるだろうことを予測しているが)
 この能力が初めて発動する直前に吉良は、能力を憑依させる川尻早人を一度殺害しているが、おそらく近所の一般人を利用してバイツァダストを強制発動(憑依させた一般人に吉良のことを他の誰かに喋らせる)して、時間を巻き戻したのだろう。だから吉良本人も早人も、前時間軸で早人が死んだという事実を認識していなかった。


☆キングクリムゾン
本体:ディアボロ

 時間を吹き飛ばし、未来を予測することができる能力。吹き飛んでいる最中の時間を認識できるのはディアボロ本人のみで、時間が正しく再始動した時には相手は吹っ飛んでいる時間の中で何が起きていたのかを理解できない。
 吹き飛んでいる時間の中ではあらゆる物理法則をも飛び越えているため、本来被弾するであろう攻撃をすり抜けることも可能。また逆に、ディアボロ側からも相手を直接攻撃することができないという欠点がある。


☆ゴールドエクスペリエンス・レクイエム
本体:ジョルノ・ジョバァーナ

 ジョルノに対する攻撃をすべて無効化する。その際、時間が逆戻ったかのような状態になる。(時間が戻されているのを認識できるのはジョルノを攻撃した本人だけで、周囲にいる人物には何が起こったのかよくわからないらしい)
こ のスタンドに殴られた者は、死んだという事実さえ無効化されるため、色んな事象で何度も死に続ける。
 厳密には時間操作ではないが、限りなくそれに近いのでここに明記することにした。何度も死ぬという現象も、パラレルワールド的な時間軸に囚われ続けると解釈できる…かもしれない。


☆メイドインヘブン
本体:エンリコ・プッチ

 すべての時間を加速させ、その中でプッチのみがその時間に対応した動作をすることが可能。生物は加速した時間に対応できないが、生物でないものは時間の加速についていく。太陽が早く動く。自動ドアが早く動く。手から離したコップが瞬時に地面に激突して割れる。死体が一瞬にして腐る。冷凍室で一瞬にして氷漬けになる。などなど…。




以上が、モキエルによるスタンド分類考察です。長文失礼しました。


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